神話や神様の問題について

 

 こんにちは、秋山です。

 

 日本的な神話や神様の問題について、触れてみたいと思います。

 

 日本は、海外から、よく、多神教であると言われます。それは、日本人の伝統的宗教である神道が、ヤオロズと言われる多神を教義の中枢に据えているということが挙げられるわけですが、私が思うに、これは、やはり英語と日本語の翻訳に行き違いがあると感じるのです。

 

 そもそも、神道で言う、宇宙の中心的意志であるアメノナカヌシノオオカミを創造主としたならば、そして、それ以外の神々をキリスト教で言う天使や精霊と仮定したならば、意外と、他宗との共通点が見出せる可能性があると思います。日本神道の教えが、古代ギリシャの神話やユダヤの神話に共通点が多いということは、戦前から言われていますが、どうしても、神道側も「諸外国の宗教と我々の神道は違う!」と叫びがちな傾向はあり、共通点が唱えられていながらも、この問題は、いつも平行線をたどってきたような気がします。

 

 精神世界でも、日本人は、ユダヤ人の子孫という主張は根強いですが、では「それはどの種族で、シュメールの血も入っているのですか?」という、より具体的な疑問には、うやむやな答えしか返ってこない人が多いです。

 

 一方では、ユダヤ人の陰謀が日本を飲み込もうとしているという人もいます。それでは日本人は、一体何を、歴史の中で飲み込んできたのでしょう。

 

 私たちは、どうしても、自分たちが惚れ込んだ歴史と宗教をこだわりとしてしまい、信じすぎてしまう傾向があります。しかし、それは単なる文化論で片付けられません。偏った民族論が戦争を生み、たくさんの日本人を殺しました。また、偏った思想が、暴力的学生運動を生み、たくさんの若者が苦しみを経験しました。そういった苦い時代を過ごした我々が、今、老齢化社会という、さらに難しい問題に直面しています。

 

 年を取るということの不安感と孤独を凌駕できるのは、健康食品や流行の医療技術のみなのでしょうか。肉体の老化というさだめを超える、心を幸せにする信仰や思想をもう一度考えてみたいものです。